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シェアオフィスはどんな人が使う?利用者の「特徴・目的・向き不向き」

「シェアオフィスって、どんな人が使っているんだろう?」
「自分の仕事にも向いているのかな?」
「なんとなく便利そうだけど、利用している人のイメージがわかない…」

シェアオフィスはフリーランスから副業ワーカー、スタートアップ企業、営業職の出張拠点まで、幅広い立場の方が利用しており、使い方や目的も多様です。

この記事では、シェアオフィスを利用している具体的な人・職種・目的を整理しながら、自分の働き方に合っているのかを判断するためのポイントを解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、自分に合ったシェアオフィス選びの参考にしてください。


シェアオフィスはどんな人が使う?

シェアオフィスは、自宅以外で働く場所を確保したい個人から、柔軟に拠点を設けたい法人まで、幅広い利用者に選ばれています。

特に、リモートワークや副業が一般化した今、自分の働き方に合った環境を求める人が増えています。とはいえ、「自分にとってシェアオフィスは本当に必要か」「どんな人が実際に利用しているのか」と疑問に感じる人もいるかもしれません。

ここでは、主な利用者層を4つに分けて紹介します。それぞれの目的や状況に合わせた活用例を知ることで、ご自身の働き方に合うかどうかを具体的に判断できるでしょう。


フリーランス・個人事業主

フリーランスや個人事業主が集中して働ける作業環境を求める場合、シェアオフィスがおすすめです。

自宅では仕事に集中しづらかったり、来客対応が難しかったりする場面でも、専用デスクや共用ラウンジがあれば業務にメリハリをつけやすくなります。また、会議室を利用して打ち合わせを行えるため、クライアントとの面談にも活用できます。

さらに、法人登記が可能な施設も多く、開業時の住所利用としても便利です。業務効率や信頼性の向上にもつながります。

以下の記事で個人利用におすすめのシェアオフィスを紹介していますので、そちらもご確認ください。

>【都内厳選】個人利用可能なシェアオフィスおすすめ3選

副業・パラレルワーカー

勤務先以外の環境で副業に取り組みたい人にとって、シェアオフィスは便利な作業場所になります。会社のルールで自宅以外の作業環境が求められる場合や、家庭内に集中できるスペースが確保できない人にとって、静かな環境を得る手段としておすすめです。

パソコン1台で行える業務であれば、コストを抑えつつ利用でき、オンラインミーティングが可能なブースやWi-Fiなども整っています。副業時間を有効に使いたい人に適した選択といえます。


スタートアップ・小規模法人

設立間もない法人が初期費用を抑えて拠点をもちたい場合、シェアオフィスがおすすめです。

一般的な賃貸オフィスと違い、保証金や内装費がかからず、すぐに業務を始められます。事業フェーズに応じて人数が変動しやすいスタートアップでも、必要なスペースを柔軟に調整できます。

また、来客対応や打ち合わせに使える会議室も備えられており、社外とのやり取りが多い業種にも便利です。事業立ち上げ時に適した環境といえるでしょう。


出張・営業拠点

出張先や営業エリアごとに一時的な拠点を設けたい場合、シェアオフィスは費用対効果に優れた選択といえます。

物件を新たに借りるよりも低コストで始められ、契約期間も柔軟に選べます。設備が整った会議室を商談に活用でき、外出先でも信頼感のある打ち合わせが可能です。

短期間の利用にも対応している施設が多く、営業人数の増減にも対応しやすいため、機動力が求められる営業活動に適しています。


シェアオフィスはどんな目的で使われている?

シェアオフィスは、利用者の働き方や業務内容に応じて、さまざまな目的で活用されています。

代表的な用途としては、

  • 作業に集中するためのスペース確保
  • 取引先との商談や打ち合わせ
  • 法人登記などの住所利用
  • 出張時などの短期利用​

が挙げられます。

以下では、目的ごとにどのような使い方がされているのかを詳しく解説します。


作業・集中スペース

仕事に集中できる環境を求めてシェアオフィスを利用する人は多いです。

自宅では家族の話し声や生活音が気になり、集中しづらいと感じるケースもありますが、シェアオフィスは業務に適した静かな空間が整っており、作業効率を高めやすいのが特徴です。特に、オンライン会議や資料作成、デザインや企画といった頭を使う業務では、一定の集中時間を確保しやすいため重宝されます。


商談・打ち合わせ

会議や商談を行う目的でシェアオフィスを利用するケースがあります。

多くのシェアオフィスには予約制の会議室が併設されており、外部の取引先との打ち合わせや、社内ミーティングを行う場所として使えるからです。

たとえば、来客対応ができるエントランスや、ホワイトボード・モニターが備わった会議室を活用すれば、カフェよりも落ち着いた環境で対面やオンラインの打ち合わせが可能になります。


法人登記・住所利用

法人の登記や名刺・ホームページに記載する住所として、シェアオフィスを利用するケースがあります。これは、開業直後の法人や個人事業主が自宅住所を公開せず、信頼性のある所在地を持ちたい場合に適しているからです。

たとえば、法人登記が可能なシェアオフィスでは、受付や看板などが整備されている施設もあり、対外的な印象を高める効果も期待できます。住所利用が可能かどうかは施設によって異なるため、事前に条件を確認しておきましょう。


出張・短期利用

出張時の一時的な仕事場として、シェアオフィスが利用されるケースがあります。ホテルの部屋では作業に集中しづらかったり、オンライン会議に適さなかったりする場面があるためです。

たとえば、地方都市に出張した際に、Wi-Fiや会議室が備わったシェアオフィスを使えば、快適な環境で資料作成や打ち合わせがおこなえます。契約期間が柔軟な施設も多く、必要な日数だけ使える点も便利です。


シェアオフィスの利用が多い職種

シェアオフィスは、多様な業種の人に利用されていますが、なかでも特に利用が多いのは「集中できる作業環境」や「クライアント対応のしやすさ」を重視する職種です。

その傾向は、個人で業務を行うWeb系職種や、対人対応を必要とするコンサルタント・カウンセラーなどに強く見られます。以下で、どのような職種にとってシェアオフィスが使いやすいのか、より具体的に紹介していきます。


コンサルティング業

コンサルティング業はクライアントとの打ち合わせが多いため、交通アクセスの良いシェアオフィスがよく利用されています。駅近などの利便性が高い立地にある施設が多く、顧客を迎えやすい環境を整えやすいのが理由です。また、ビジネス街に拠点を構えることで、信頼感や専門性を伝えやすくなり、ブランディングの一環としても活用されています。

たとえば、受付や会議室が備わったシェアオフィスであれば、落ち着いた雰囲気の中で商談や面談をおこなうことができ、印象面でもプラスに働きます。


カウンセリング業

カウンセリング業では、話し声が外に漏れにくい完全個室のシェアオフィスがよく利用されています。相談者のプライバシーを守るため、静かで落ち着いた空間が求められるからです。

たとえば、防音性の高い個室を備えたシェアオフィスであれば、安心して対話できる環境を整えられます。また、受付やラウンジが整備された施設なら、初めて訪れるクライアントにも好印象を与えやすくなります。

個室のシェアオフィスをお探しであれば、以下の記事も参考にしてください。

>個室のシェアオフィスとは?東京のおすすめオフィスを紹介


Web開発/SE

Web開発やシステムエンジニアの業務は、シェアオフィスとの相性が良いです。

プログラミングや開発作業はパソコン中心のため、高速インターネットと静かな作業環境があれば十分に対応できます。多くのシェアオフィスでは安定したWi-Fiや電源付きデスクが整備されており、長時間の作業にも適しています。

また、電話や会議が少ない職種のため、共有スペースでも作業の妨げになりにくく、コストを抑えた利用が可能です。

Webデザイナー・ライター

Webデザイナーやライターは、作業に集中できる環境を求めてシェアオフィスを利用することが多いです。

自宅では生活音や誘惑で集中しづらい場面もありますが、シェアオフィスなら静かな空間で業務に専念できます。施設によっては長時間のパソコン作業を想定した椅子やデスクが整っており、身体への負担を軽減しながら作業が続けられます。

また、自宅とは異なる場所で働くことで気持ちの切り替えがしやすく、仕事の効率アップにもつながります。


占有スペースの条件がある業種はシェアオフィスの利用に向いていない

専用機材や常設設備が必要な業種は、シェアオフィスの利用に向いていません。

シェアオフィスでは占有スペースや特殊な設備の確保が難しいためです。たとえば、常時稼働する大型機材を使うデザイン制作や動画編集、製造関連の作業には、電源容量や防音環境の条件が合わないことがあります。また、専用ネットワークやサーバー設置が求められる業務では、セキュリティやインフラの制約もネックになります。

さらに、倉庫スペースや大量の在庫を扱う業態にとっても、シェアオフィスは物理的な制限が多いため適していません。


シェアオフィスが自分に向いているか迷った際の判断基準

シェアオフィスが自分に向いているか判断するには、「何を重視して働きたいのか」を明確にすることが大切です。

たとえば、働く場所に柔軟性を求めるか、コストを抑えたいか、業務内容が適しているか、来客や執務スペースの必要性があるかなど、具体的な観点で整理することで、自分に合った環境かどうかが見えてきます。

以下では、それぞれの判断基準について具体的に解説します。


柔軟に働ける場所を求めているか?

働く場所に柔軟性を求めている人は、シェアオフィスが向いています。

場所や利用人数、契約期間を自分の働き方に合わせて調整できるためです。たとえば、自宅では集中できず、カフェでは周囲の音が気になる場合でも、シェアオフィスなら安定した仕事環境を確保できます。さらに、出張先での一時利用や、事業の拡大に応じて席数を増減できるプランもあり、個人・法人を問わず柔軟に対応できます。

なお、最初から10名規模での利用をしたい場合は、事前に広さを確認しておきましょう。以下の記事で10人規模で使えるシェアオフィスを紹介していますので、そちらもご確認ください。

>10人で使えるシェアオフィスはある?おすすめオフィス6選


コストと初期投資を抑えたいか?

初期費用や月額コストを抑えたい場合は、シェアオフィスの利用が向いています。一般的な賃貸オフィスに比べて、保証金や内装費が不要で、導入コストを大幅に削減できるためです。

たとえば、開業時や事業拡大のタイミングで、自社専用のオフィスを借りるには多額の初期投資が必要ですが、シェアオフィスなら家具や設備が整っており、すぐに業務を開始できます。さらに、月額料金も固定化されているため、運営コストの見通しが立てやすくなります。

費用を抑えつつ、一定のブランド性を保ちたい企業にも適しています。

特に見た目のおしゃれさを重視したい場合は、以下の記事も参考にしてください。

>【都内厳選】おしゃれなシェアオフィス7選|選定ポイントも解説


仕事の内容がシェアオフィスの環境に合っているか?

オンライン会議や資料作成が中心の業務であれば、シェアオフィスは利用しやすい環境です。これらの作業に必要なインターネット環境や集中できる静かな空間が、あらかじめ整備されているためです。

たとえば、営業資料の作成やWeb会議を行う業務では、専用設備や広いスペースを必要とせず、共有のワークスペースでも十分対応できます。外部の顧客対応が少なく、持ち込む機材がパソコン程度であれば、移動もしやすく、設備費も抑えられます。

このような業務内容であれば、シェアオフィスは十分に適した選択になります。


頻繁な来客・大規模な執務スペースが必要ではないか?

頻繁な来客対応や広い執務スペースを必要としない業種であれば、シェアオフィスの利用が適しています。シェアオフィスでは共有の受付や会議室に限りがあり、大人数での常時対応や大量の資料保管には対応しにくいためです。

たとえば、社内会議が中心で顧客の来訪が少なく、業務に必要な機材がノートPC程度にとどまる業種であれば、専用スペースを確保しなくても問題なく働けます。逆に、ブランドイメージを重視して内装を自社仕様にしたい企業や、継続的に取引先を迎える場合は専用オフィスの方が向いています。

ただしデザインは気にせず、高級感を重視したい場合であればシェアオフィスでも十分です。以下の記事で高級感のあるシェアオフィスを紹介していますので、そちらもご確認ください。

>「高級シェアオフィス」おすすめ3選!オフィスに高級感を求める企業へ。

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