小規模の賃貸オフィスの見つけ方｜レンタルオフィスとの比較

「必要最小限の広さで、コストを抑えたオフィスを探している」
「少人数でも快適に働ける、設備の整った環境が欲しい」

小規模オフィスを検討する際は、賃貸だけではなくレンタルオフィスも視野に入れ、適切な選択をしましょう。

本記事では、小規模の賃貸オフィスを探す際のポイントやレンタルオフィスとの比較について解説します。理想のオフィスを見つけるための参考にしてください。

小規模の賃貸オフィスを見つけるために明確にすべきこと

小規模の賃貸オフィスを見つける際には、ある程度の条件を絞り込んでおきましょう。あらかじめ条件を考えておくことで、理想の賃貸オフィスを見つけやすくなります。

たとえば、以下の項目を決めておくと良いです。

• 目的
• 坪数
• 利用人数
  
• 事業に必要な設備
  
• 今後の拡大可能性
  
• オフィスにかけられる費用​
  

それぞれの考え方について、以下で解説します。

目的

小規模の賃貸オフィスを探す際は、まず具体的なビジネス目的を明確にしましょう。目的によって選択基準が大きく変わるからです。

たとえば、事業拡大に伴う自宅オフィスからのレベルアップなら機能性と将来の拡張性を考えたほうが良いです。オフィス縮小なら効率的なスペース活用を重視すべきでしょう。

また、顧客との打ち合わせが主目的なら立地やデザイン性の高い物件を選ぶべきですが、単に作業スペースが必要なら家賃を優先した選択も可能です。

坪数

小規模の賃貸オフィスを探す際は、必要な坪数を具体的に考えておきましょう。明確な坪数基準がなければ、物件検索の絞り込みができず、時間を無駄にしてしまいます。

一般的に4～6名程度の小規模チームであれば、約10坪（約33平方メートル）が適正とされています。この広さなら各自のデスクスペースを確保しつつ、小さな会議スペースも設けられます。

10坪の事務所をお探しの場合は、以下のページも参考にしてください。

>10坪の事務所の広さは？人数は？10坪で利便性の高いオフィスも紹介​

利用人数

小規模賃貸オフィスを探す際は、利用人数を考えて広さを検討しましょう。人数によって必要な広さやレイアウトが大きく変わるためです。

たとえば、現在3名でも今後1年以内に6名に増える予定なら、当初から余裕を持った広さを選ぶと良いでしょう。また、週に数回の来客対応があるなら、ミーティングスペースも考慮する必要があります。さらに、荷物の収納スペースや休憩エリアの必要性も検討すべきです。

5名程度のオフィスをお探しでしたら、以下のページを参考にしてください。

>5人で利用できるシェアオフィスの選び方｜料金相場と注意点​

事業に必要な設備

小規模賃貸オフィスを選ぶ際は、事業運営に必要な具体的な設備を事前に明確にしておきましょう。業種や業務内容によって必要設備が大きく異なるからです。

たとえば、顧客との対面打ち合わせが多い業種なら応接スペースや小会議室が必須ですし、チーム内コミュニケーションが重要なら開放的なミーティングスペースが必要です。また、機密情報を扱う事業ではセキュリティ設備が整った物件を選ぶべきです。

事業に最適な設備を備えたオフィスを選ぶことで、業務効率と従業員満足度の両方を高められます。

今後の拡大可能性

小規模賃貸オフィスを選ぶ際は、ビジネスの将来的な拡大可能性を考慮しましょう。現在の規模だけで選ぶと、成長に伴い短期間での移転を余儀なくされるからです。

仮に1年以内に従業員が2倍になる計画があるなら、契約時点から余裕のあるスペースを確保するか、同じビル内で増床可能な物件を選ぶべきです。また、以下の点も確認しておくと良いです。

• 同フロア内の隣接区画が将来的に借りられるか？
  
• 建物内の移転は容易か？
  
• 契約期間の柔軟性はあるか？​
  

将来の拡大を見据えたオフィス選びは、移転コストや業務中断のリスクを最小化します。

オフィスにかけられる費用

オフィスにかけられる具体的な予算上限を決定しておきましょう。小規模オフィスとはいっても、立地や設備によって数十万円～数百万円ほどのオフィスがあるため、費用を明確にしておかなければ絞り込めなくなってしまいます。

オフィス家賃だけでなく、敷金・礼金・管理費・共益費・光熱費・内装工事費なども考慮しておきましょう。

とくにコストを重視する場合は、以下のページを参考にしてください。

＞【首都圏限定】コストパフォーマンスに優れた安価なサービスオフィス5選​

小規模の賃貸オフィスの見つけ方

小規模の賃貸オフィスを見つけるには、以下の方法を検討しましょう。

• 不動産会社へ相談する
  
• オフィス専門のポータルサイトを利用する
  
• レンタルオフィスを検討する​
  

いずれかの方法で、理想に近いオフィスを見つけられます。以下でそれぞれの特徴やメリット・デメリットを解説しますので、オフィス探しの参考にしてください。

不動産会社へ相談する

小規模賃貸オフィスを効率よく見つけるなら、オフィス専門の不動産会社に相談してみましょう。ニーズに合った物件を素早く提案してもらえる可能性があります。また、直接相談をすることで、ネットでは見つからない非公開物件を紹介してくれる可能性もあります。一方で、仲介手数料が必要になるため、コストがかかるデメリットがあります。

オフィス専門のポータルサイトを利用する

オフィス専門のポータルサイトの利用は、時間と労力を大幅に節約できます。ポータルサイトでは数千件以上の物件を一度に検索でき、立地や予算、坪数などの条件を絞り込んで検索ができます。

ただし、掲載されている写真と実物の印象が異なる場合や、細かい条件交渉は自分でおこなう必要があるというデメリットもあります。

レンタルオフィスを検討する

小規模の賃貸オフィスを探すなら、レンタルオフィスも視野に入れておきましょう。レンタルオフィスは、通常の賃貸契約と違い、敷金・礼金が不要な場合が多く、契約から入居までのスピードが速いです。

また、会議室、受付、給湯室などの共有設備が充実しており、自社だけで用意する場合よりコスト効率が高くなります。一方で、専有スペースが限られることや、他社との共用部分での騒音や利用調整が必要な点はデメリットです。

小規模のオフィスなら賃貸とレンタルオフィスどちらが良い？

小規模の賃貸オフィスの契約を検討するのであれば、レンタルオフィスを利用したほうが良いケースもあります。以下の表を参考に、自社にとってどちらが合っているか検討してみましょう。

以下で、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

賃貸オフィスのメリット・デメリット

小規模オフィスでも自社のブランディングを重視するなら、賃貸オフィスをおすすめします。賃貸オフィスであれば壁紙、内装など、空間デザインを自由にカスタマイズできます。

また、機密情報を扱う業種ではセキュリティ設備の独自導入や入室管理が容易であり、情報管理体制の構築に適しています。一方で、敷金・礼金などの初期費用、内装工事費用、退去時の原状回復義務、水道光熱費などのランニングコストは大きな負担となります。

中長期的な事業計画があり、企業イメージを重視する小規模事業には賃貸オフィスが理想的です。

レンタルオフィスのメリット・デメリット

小規模事業を柔軟に展開するなら、レンタルオフィスをおすすめします。費用を抑えながらすぐに開業できる手軽さがあるからです。

また、受付、会議室、コピー機などの共有設備が整っており、コストを抑えながらも便利な仕事環境を整えられます。さらに、契約期間が自由に選べるので、事業が大きくなったり小さくなったりしても素早く対応できる点も大きな強みです。

成長している小規模事業には、レンタルオフィスが最適な選択といえます。

サービスオフィス.jpおすすめの小規模オフィス

レンタルオフィスも視野に入れるのであれば、グレードの高い「サービスオフィス」をおすすめします。サービスオフィスは、受付や共有スペースが充実しており、自社のブランディングにも最適です。

以下で小規模向けのオフィスを紹介しますので、ぜひご確認ください。

Aios 永田町

永田町駅から徒歩3分の場所にある「Aios永田町」は、高いセキュリティと充実した設備を備えたサービスオフィスです。レセプション、会議室、ティーサービスなどの基本設備に加え、家具・機器のレンタル、ルームクリーニングまで一括サポートしています。

初期投資を抑えながらも質の高いビジネス環境を手に入れたい方におすすめのオフィスです。

>Aios 永田町​

CROSS OFFICE 日比谷

CROSS OFFICE日比谷は、東京メトロ霞ヶ関駅直結、5駅12路線利用可能な優れたアクセスで利便性の高いオフィスです。地上27階建ての高耐震ビルは、個室・ブース・コワーキングスペースを備え、状況に応じた使い分けが可能。

緑を多く配置した共用部の空間設計により、創造性と業務効率の向上を実現します。

>CROSS OFFICE 日比谷​

VORT平河町

皇居や赤坂御用地に近い一等地に位置するVORT平河町は、2010年グッドデザイン賞受賞の洗練された空間が魅力のサービスオフィスです。麹町駅・半蔵門駅から徒歩5分の好立地に加え、石張りの重厚なロビーと洗練されたインテリアが品格を演出します。

ダウンライトが映えるモダンな共用部や開放的な専用オフィスに加え、ラウンジ、ガラス張り会議室も完備。弁護士や会計士など、多くの士業・専門家から高い支持を得ています。

>VORT平河町​

12 KANDA

2024年にオープンした「12 KANDA」は、「食×ビジネス」をテーマにした新しいコンセプトのサービスオフィスです。シェアキッチンやリビングダイニングを完備し、飲食業や菓子製造業に最適な環境を提供します。

テストマーケティングや物販、ギャラリー利用も可能で、食を通じた新事業展開を支援。計61区画の完全個室があり、プライベートな作業空間と交流の場をバランスよく使い分けられます。

>12 KANDA​

H¹O 渋谷三丁目

渋谷駅から徒歩約5分、渋谷スクランブルスクエアから徒歩6分の「渋三エリア」に位置するH¹O。恵比寿・青山・代官山を結ぶ立地にありながら、駅前とは異なる落ち着いた雰囲気が魅力です。

PMO渋谷Ⅱの2～4階に開設されたこのサービスオフィスは、六本木通りに面した全面ガラス張りの洗練された外観が特徴。高さ2.8mの窓から光が差し込む明るく開放的なラウンジは、打ち合わせや作業にも最適で、各フロアにはリフレッシュスペースも完備されています。

>H¹O 渋谷三丁目

FRONTIER SHINJUKU TOWER OFFICE

西新宿のタワーオフィス街に位置するFRONTIER SHINJUKU TOWER OFFICEは、最寄駅から徒歩5分以内の好立地を誇るサービスオフィスです。30種類以上のレイアウトから選べる個室オフィスを提供し、多様な企業規模やビジネスニーズに対応しています。

充実した会議室やWEB会議設備、フリーWi-Fiなど、細やかなサービスと快適な業務環境で、特に来客の多い業種におすすめです。

>FRONTIER SHINJUKU TOWER OFFICE​

初台センタービル

京王新線「初台」駅徒歩1分、新宿駅まで1駅3分という便利な立地に位置する充実設備のサービスオフィスです。100㎡の開放感あるロビーラウンジには「リラックス・集中・対話」をテーマにした多様な席を用意。

小会議室5室と最大20名収容の大会議室は月20時間まで無料利用可能です。

>初台センタービル​

BUREX FIVE

JR新橋駅から徒歩3分、三田線内幸町駅から徒歩2分という好立地に位置するBUREX FIVEは、移転当日から仕事を始められる即戦力のサービスオフィスです。

地上10階建てビルの4～10階を占め、フロアごとに異なるテーマのインテリアやアロマを楽しめます。バイリンガル受付スタッフの常駐により、国際的なビジネスにも対応。セキュリティを重視する士業に好評のオフィスです。

>BUREX FIVE​